1日2回髪を洗う必要がない

shiraga

夜髪を洗ったのに、寝ている間に皮脂が分泌されて朝にはべ夕ついていたり、臭いが発生しているのではないかと気になって朝も洗う。

朝、洗ったのに、口中に汚れや雑菌が付着しているのではないかと気になり、夜も洗う、ということを繰り返している人も多いのではないでしょうか。

昔は今ほどカラーリングやパーマをする人が少なかった分、白髪や薄毛、頭皮の傷みやトラブルは少なく、逆に、シャンプー剤が今ほど研究されていなかったり洗う回数が少なかったことから、頭皮が荒れたりフケに悩まされる人がみられたくらいでした。

またヘアケアやスカルプケアのための広告や雑誌などの記事も少なかったので気にし過ぎる人も少なく、一部の人たちを除いて自宅で特別なケアをおこなわなくてもほとんど問題ありませんでした。

今の時代はどうでしょう。清潔思想の高まりから、本来は気にしなくても良きそうな人まで過剰に気にし過ぎている人が多くなっています。

一般に10代後半から20代前半は男性ホルモンの働きも活発で皮脂量も多いため、シャンプーを1日に2回行っても洗い過ぎとはいえないような人もいます。

けれども、頭皮が乾燥している場合や、皮脂量が男性より少ない女性の場合、頭皮のチェックもしないで習慣的に朝と夜に2回シャンプーするのは洗い過ぎです。

シャンプー剤の種類や選び方や洗い方によっては、洗い過ぎでかえって髪を傷めたり、新半毛を引き抜いている吋能性があります。間違ったシャンプー方法で、かつ洗う回数が増えれば、それだけ新生毛を引き抜いている可能性も高まるでしょう。

シャンプーをすると頭皮表面の角質細胞を剥離することから育毛剤は吸収されやすくなりますが、さまざまなバリア作用が低下し、かえって頭皮環境を悪化させてしまいます。

皮脂は本来、肌をなめらかにし、乾燥から皮膚を護るために分泌されていて、健康な皮膚を護るためにはなくてはならないものです。分泌量が少なかったり洗い過ぎると、皮膚にカサつきやザラつきが起こったり、特に冬季には乾燥し過ぎて肌荒れが起こり、外部からの刺激に対して敏感になって炎症も起こしがちになってしまいます。

とはいえ分泌量が多すぎると毛穴がふさがれ、炎症の原因になったり、ニキビができたり、べ夕ついて汚れがつきやすくなるのも事実。それだけでなく、育毛剤などを塗布したときに吸収を妨げてしまいます。

皮脂や汚れが、吸収口である毛穴をふさいでしまうことと、育毛剤は一般にアルコール+水系であることから、水溶性のものは皮脂のように脂っぽいものとはなじみにくいからです。

分泌された皮脂は時間とともに微生物や空気中の酸素と反応することにより、いろいろな形に変化します。汗と混じることにより皮脂膜を形成して皮膚を護る働きをしますが、皮脂の分解物の中には刺激の強い脂肪酸や過酸化脂質が含まれていて脂漏性皮膚炎などのトラブルを起こします。

また、皮脂そのものが微生物の栄養源となって、常在菌として働いていた微生物が、異常に繁殖してトラブルの原因になってしまうこともあります。

まずは、頭皮の皮脂量をチェックすることから始めてみましょう。

管理人

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