頭皮血行を良くする食べ物、悪くする食べ物の実例

shiraga

手首のあたりにトウガラシを塗ってやると、体温が上昇するという事実を御存知だろうか。

また、たとえば熱いラーメンに七味トウガラシをかけて、フーフー言いながらすすると、胃は刺激を受け、体は温もり、ロの周りに汗が流れ、胸も汗ばむことをしばしば経験しておられよう。

従来は、「内臓と皮膚の血行は反比例する」と考えられていた時代があった。

だから食事をして胃を刺激すると、胃に血液が集まり、皮膚への血行は低下する、すなわち体温も低くなるとされていたのである。

しかし、この説は誤りであることが、我々の「センブリと育毛促進」の実験過程でもハッキリした。要するに、人間の臓器の中でも胃袋は、皮膚の血行と比例したのである。

そのような事実を紹介すると、「皮膚の血行がよくなるということは、皮膚の一部である頭皮の血行もよくなるということにつながる。じゃ、手首にいつもトウガラシを塗ってれば発毛効果があるんじゃないだろうか」という発想をする人も、中にはいるはず。

それ自体は、なかなかの発想である。三段論法としては正解である。

ところがである。

人間の生理というのは、実に神秘的というか、自分勝手なところがあって、トウガラシを塗りつづけ、長い間同じ刺激をくりかえしていると、こんどは胃袋が刺激に対して慢性化してしまい、思いがけないシッペ返しをこうむるのである。

血行を人為的によくした反動で、今度は多少の刺激では血行が促進されなくなるという結末を迎えることになるのである。

この関係は、酒、コーヒーとハゲの関係と似ている。

酒を飲むと胃が刺激を受ける。

一時的には皮膚の血行が良くなる。だから顔がポーツと赤くなるワケだ。

顔と一枚皮でつながっている頭皮も当然好影響を受けて、血行が良くなる。青毛・発毛のためには実に好ましいことだ。

しかし一時的が続くと連続的になるのは自明の理。そうすると、過ぎたるはおよばざるが如しの世界になる。

これは頭皮にしてみれば、はなはだ迷惑な話である。度をこすとハゲの原因となるのである。

酒の飲み過ぎは、他にも胃腸障害、肝臓障害などをひきおこす。これも、まわりまわってハゲの遠因となる。

適量を飲む、そして、週に少なくとも2日間は酒を控えて、いわゆる「休肝日」とすることが若ハゲ防止を考慮に入れた、正しい酒とのつき合い方である。

コーヒーも同じである。

飲み過ぎると、胃を刺激しすぎる。

から過ぎる食べ物も同じである。

阿佐田哲也氏の自伝風小説「麻雀放浪記」の中に、経済的に逼迫した主人公が、飢えをいやすべく、ウドンの中に真っ赤にたまるくらいのトウガラシを入れ、イッキに飲み干す、するとカーっと全身が熱くなり、以降、空腹を感じなくなる。

それを連日くり返し、お金を節約して麻雀を打ちつづけるというくだりがあった。

「すると髪の毛が薄くなってきた」とは記してないが、真っ赤なトウガラシと徹夜麻雀を続けるという行為はそれこそ、髪の毛に、「抜けろ!」と命令しているようなものである。

できれば、1日に飲むコーヒーは1~2杯にすべきだ。

からい食物も、あまり食べ過ぎないことである。

(続く)

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