ハゲる人に隠されている“病気”のチェック

shiraga

先天性のハゲは、生まれつき、毛の製造工場である毛乳頭が全くないか、もしくは著しく障害を受けている状態。

例えば発汗異常やアミノ酸代謝異常、その他の疾患が発毛、発育を抑えている場合である。

これらの先天性の無毛症、乏毛症は、治りにくいハゲの代表格。一部の乏毛症以外、残念ながら、植毛を施すかカツラを利用するしかない。

話はややそれるが、「陰部無毛症」なる女性特有のハゲがある。思ったより数は多いという報告もある。

陰部無毛症も、昔は「治らない」と絶望視されて植毛手術が行われていたが、今ではアンドロゲン(男性ホルモン)軟膏をすりこむと、そのほとんどが平均2~3年で、早ければ1年でほとんど治る。

話を戻そう。

先天性ハゲの次は後天性のハゲということになるが、こちらのハゲは、ハゲだけが単独で起きる「原発性」のものと、全身あるいは局部の病気が原因となって脱毛を引き起こす「続発性」のものとに分けられる。

若ハゲ(若年性脱毛症)は、原発性のひとつであることは言うまでもない。

続発性には、各種の皮膚疾患のほか、円形脱毛症には糖尿病、胃潰瘍、高血圧症、甲状腺機能異常症、無精子症などが関係していることがある。

また梅毒や急性の高熱を伴う疾患や膠原病など、数多くの病気があげられる。

ときには、脱毛がキッカケで、その背後に隠されている病気が発見されるというのも事実。

そして、この種のハゲは、原因となった病気さえ治せば自然に治るというのもまた事実である。

くれぐれも、「ハゲなんか、別に命にかかわることではない」と軽視しないことだ。

以上の理由から、純粋に治療の対象になるのは、後天性で他の病気と合併しない、原発性のハゲということになる。

(続く)

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